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サロンボードの「シフト設定」は、操作そのものが難しい画面ではありません。出勤の登録はスタッフが各自で自分のぶんを入れるため、1人あたりの作業は短く終わります。それでも毎月シフトに時間を取られている感覚が消えないとしたら、時間が溶けているのは入力の手前——「何を入れるか」が決まるまでの工程です。まず、シフト設定が何を担っていて、何を担っていないのかをはっきりさせておきます。
POINTこの記事のポイント
- サロンボードの「シフト設定」は予約枠を出すための設定。シフトを「作る」工程は別に必要
- 出勤の登録はスタッフ各自が行うので手間は分散する。まとまって残るのは、その手前のシフト作成のほう
- 1か月分をまとめて登録することはできず、一括入力でも一度に入れられるのは数日ぶん
- シフト確定の遅れは、そのまま指名予約の取りこぼしにつながる
MEMO画面の操作手順について
01.サロンボードの「シフト設定」が担っている役割
サロンボードは、ホットペッパービューティー経由の予約や電話・自社サイトからの予約をまとめて管理するためのシステムです。出勤を登録する画面の名前は「シフト設定」。受付設定の一部として用意されています。スタッフごとの出勤を登録すると、その情報が予約の受付枠に反映され、お客様がスタッフを指名して予約できるようになります。裏を返すと、出勤を登録していないスタッフには予約が入りません。「あのスタッフだけ予約が入らない」というときに、まずシフトの登録漏れを疑うことになるのは、このためです。
一方で、次のような「シフトを作る」工程は、別のやり方で用意する必要があります。
- スタッフから希望休・勤務可能日を集め、未提出の人に催促する
- 早番・遅番の必要人数を満たし、レジ担当を毎日欠かさないように組む
- 土日祝の休みが特定の人に偏らないよう、公平さを保つ
- 有給休暇の残日数や取得状況を管理する
02.登録を始める前に用意しておくもの
入力そのものは短く終わる作業ですが、やり直しが増えると話は別です。登録している途中で、登録すべき内容のほうが変わると、同じ画面を何度も開き直すことになります。画面を開く前に次の4つが固まっていれば、入力は一度で終わります。
- 確定したシフト表を、1画面で見られる形にしておく。紙やスプレッドシートを行ったり来たりしながら入力すると、行のずれによる登録ミスが起きます。シフトパズルでは確定した月をそのままPDFに出せるので、画面の横に並べて照合できます。
- 店舗の定休日と営業時間を確認しておく。定休日に出勤を登録してしまうと、予約が入ってから気づくことになります。
- スタッフの在籍状況を最新にしておく。入社したばかりの人が登録されていない、退職した人が残っている、という食い違いは月初に起きがちです。
- 「この月はもう変えない」と決めておく。確定前に登録を始めると、ほぼ確実に二度手間になります。締切日と確定日を店舗の決まりごとにしてしまうのが、結局いちばん早い方法です。
03.スマホで作業するときの注意
店舗にPCが1台しかない、移動中に済ませてしまいたい。そうした事情でスマホから登録することもあります。ただしスマホは、できる作業とできない作業がはっきり分かれます。ここを知らずに外出先で開くと、その場では終わらせられません。
| スマホの画面で完結しやすい | PC向けの画面が必要になりやすい |
|---|---|
| 予約の確認、口コミの閲覧と返信、ブログの投稿、お客様の履歴検索 | 出勤の登録(シフト設定)、営業時間や受付可能数といった受付まわりの設定、売上・集計、掲載まわりの管理 |
つまり、毎月のシフト登録はPCの画面を開ける時間を確保しておく前提で考えておくのが安全です。スマホでも、PC向けのサイトをブラウザで開けば操作はできます。ただし文字もボタンも小さいままなので、片手間の作業には向きません。
- シフト表と画面を行き来しながらの入力は、行と日付を取り違えやすい。シフト表はPDFなど「1枚もの」で開ける形にしておき、切り替え回数を減らす
- 途中で中断すると、どこまで入力したか分からなくなる。スタッフ単位ではなく日付単位、のように順番を先に決めておくと再開しやすい
- 移動中に思い出したときは、無理にその場で登録せず「登録する日」を決めておくほうが、結局は早く終わる
MEMO
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04.シフト確定の遅れが「予約の取りこぼし」になる
お客様は、数週間から1か月ほど先を見て予約を入れます。翌月のシフトを月末ぎりぎりに確定させるということは、その手前の数週間に入るはずだった指名予約を、まるごと捨てるということです。シフト作成の遅れは、店長の残業では済みません。そのまま売上の機会損失になります。
- 出勤が登録されていない日は、そのスタッフを指名したいお客様が予約を取れない
- 登録漏れはエラーにならないため、予約スケジュールを見て初めて気づくことになる。気づいた時点で、その日の指名予約はすでに逃している
- シフトが決まらない期間が長いほど、お客様が他のサロンに流れやすくなる
- 直前に慌てて登録すると入力ミスが起きやすく、出勤していない人に予約が入る事故につながる
だからこそ、シフトを「早く確定させる」ことには、作成時間の短縮以上の価値があります。
05.「シフトを作る」と「予約枠に出す」を分けて考える
併用のコツは、どちらのシステムに何を任せるかをはっきり決めておくことです。
- シフトを作る(希望の収集・条件を満たす割り当て・公平さ・有給などの労務管理)= シフト管理サービス
- 予約枠に出す(確定した出勤をお客様に見せる・予約を受ける)= サロンボード
線引きをしておくと、両者の内容が食い違ったときに迷わずに済みます。本当のシフトは常にシフト管理サービス側にあり、サロンボードはそれを写した先。食い違いを見つけたらサロンボードを直す、と決めておきます。逆に「サロンボードだけ直して済ませる」ことを一度許すと、どちらが本当のシフトなのか誰にも分からなくなります。
06.併用するときのおすすめ運用フロー
- 1
希望の締切を「前月◯日」に固定する
毎月の締切日を店舗の決まりごとにしてしまうのが、確定を早める一番の近道です。シフトパズルではスタッフがスマホから希望を提出でき、未提出のスタッフには「未提出者にリマインドを送る」ボタンからメールで催促できます(スタンダードプラン以上の機能です)。
- 2
自動割り当てでシフトを組み、確定する
必要人数・レジ担当・対応メニューなどのルールに沿って空いているマスを自動で埋め、内容を見て「シフト確定」まで進めます。確定した時点でスタッフ側の画面が切り替わり、各自がスマホから自分の出勤日と店舗全体のシフトを見られるようになります。
- 3
確定してから、まとめて入力する時間をつくる
サロンボードへの登録は1日ずつ・1人ずつ進める形で、1か月分を一度に流し込むことはできません。一括入力を使っても、一度に入れられるのは数日ぶんです。だからこそ「思い出したときに少しずつ」ではなく、確定後にまとめて座って終わらせるほうが結局は短く済みます。シフトパズルでは確定した月のシフト表をA4横(スタッフ×日付の一覧)で印刷・PDF保存できるので、手元に置いて転記すると照合が楽になります。
- 4
以降の変更は「必ず両方直す」をルールにする
交代や急な休みが出たときは、シフト管理側を直したうえで、サロンボードの出勤登録も必ず更新します。片方だけ直すと、出勤していないスタッフに予約が入るなどの事故につながります。

07.転記の手間を最小にする3つの工夫
締切日と確定日を「店舗の決まり」にする
締切と確定のタイミングが月によってバラバラだと、サロンボードへの登録作業もそのたびに後ろにずれます。「前月20日に希望締切、25日までに確定、月末までにサロンボードへ登録」のように日付を固定してしまうと、作業が定型になり漏れが起きにくくなります。
入れる人と期限を決め、確認役を1人置く
出勤の登録は、スタッフが各自で自分のぶんを入れる運用が一般的です。手間が分散するのは利点ですが、そのぶん入れ忘れが個人単位で起きます。しかも登録漏れはエラーにならないので、本人も気づきません。「確定した翌営業日までに各自が入れる」と期限を決めたうえで、締切後に店長が登録漏れだけを確認する、というところまで決めておくと安全です。
予約管理ページへのリンクを登録しておく
シフトパズルでは、店舗管理の各店舗に「予約管理ページのリンクを設定」からサロンボードなどのURLを登録しておけます。登録すると店舗一覧に「予約管理ページ」のリンクが表示され、別タブで開けます。サロンボードは店舗ごとにログインし直す必要があるため、店舗数が増えるほど「いまどの店の画面を開いているのか」が分かりにくくなります。店舗情報と同じ場所にリンクを置いておけば、開く店を間違えずに済みます。
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08.急な変更が出たときの運用
確定後の交代や当日の欠勤は避けられません。連絡の経路を決めておくと、変更が発生してからサロンボードを直すまでの時間を短くできます。
- シフト交換・代打依頼をスタッフのスマホから受け付ける(スタンダードプラン以上)。個別のLINEのやり取りが減り、誰がいつ代わったかが記録に残ります
- 複数店舗なら、他店舗からの応援シフトで欠員を埋める(プレミアムプラン)
- どの方法で埋めた場合も、最後にサロンボードの出勤登録を更新する
09.まとめ
ホットペッパービューティーを使っているサロンでは、シフトの確定が遅れるほど予約の機会を逃します。サロンボードは「決まった出勤を予約枠に出す」ための場所と割り切る。希望の収集から条件を満たす割り当て、公平さの調整までは専用のシフト管理サービスに任せる。この分担が、二重管理の手間を抑えつつ確定を早める現実的なやり方です。
分担をはっきりさせると、毎月の負担が本当はどこにあるのかも見えてきます。サロンボードへの登録は各自が自分のぶんを入れる作業で、店長のところに積み上がるものではありません。まとまった時間を奪っているのはその手前——希望を集め、偏りが出ないように組み、確定させるまでの工程のほうです。しかも手で組んでいる限り、「なぜこの人がこの日に休みなのか」を説明しきれない配分が残り、それ自体が不満の種になります。ここを仕組みで処理できれば、削れる時間はサロンボードの入力とは桁が違います。
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シフトパズル編集部
美容室向けシフト管理サービス「シフトパズル」の開発・運営チーム。シフト作成の自動化やサロンの労務管理に役立つ情報をお届けしています。



